22年後に頂いたお礼メール

 何とも、嬉しい電子メールを受信しました。厚木高校卒業生からです。私は1999年、厚木市立小鮎中学校で演奏会を手配しました。そこに厚木高校吹奏楽部も参加し、三校合同演奏会となりました。
 これは、他県の日豪交流団体から依頼を受けたためです。「オーストラリアのカリンバ高校吹奏楽部のホームステイ先と演奏場所を探しと欲しい」と。資金も含めて全てゼロから始めました。私は、児童生徒には国際交流を通じて「別の視点からも世界を見て欲しい」と願っています。

 以下は、受信した電子メールです。

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 はじめましてになります。いまは茨城県水戸市在住ですが、もともとは海老名市で育ち、厚木高校で学びました。吹奏楽部部員で、1999年のオーストラリアのカリンバ高校さんとご一緒させていただいた者です。

 結婚を機に茨城県へと移り、教育畑で仕事をしてます。スクールソーシャルワーカーになるべく、国家資格取得の勉強をしながら家族とともに北関東で頑張っております。ソーシャルワークは諸外国の動きがとても勉強になるので、オーストラリアやニュージーランドの情報も個人的に学んでるところです。 他国の学校、児童生徒と環境について独自に調べ続けている中、オーストラリアの方の教育現場ストーリーを知り、高校時代の「カリンバ高校」を思い出し検索してみたところ、こちらのサイトを発見いたしました。

 高校生の頃の自分は、交流に関してどのような方々が黒子となり動いてらっしゃったかなど考えもせず…ただただ感謝につきます。時を経ても、自分の中には大きな宝&経験となり、いまに生きてます。

 また、ここで言われても…な話かもしれませんが、3.11の大震災の時、水戸市もライフラインは完全にストップし、二週間近く水がなく、電気も復旧せず、車で寝泊まりし、風呂はもちろんトイレも大変だったのですが、いち早く救援物資をくださったのが厚木市さんでした。
 倒壊した水戸市役所に「厚木市」と書かれたトラックを発見したときは泣きました。ありがとうございました。まわりまわって、あのとき動いてくださった方々に伝わりますように。茨城県を越えて、東北に向かうのがほとんどな中…本当にありがとうございました。

 離れてしまったので、せめてものふるさと納税はさせてもらってます。かなりのタイムラグがある上での感謝となりますが、ご了承下さいませ。ではでは。