厚木市の公務員年収は日本一高い!?

 「公務員年収のトップは厚木市」として、雑誌プレジデント東洋経済などの記事になっています。折に触れて、市民から話題にされることがあります。

 これについて、厚木市に照会したところ、次の2点が要因となっているそうです。

平均年齢が高い(40代・50代職員が多い
地域手当(総務省が決める)が高い

地方公務員の
平均給与
 平均年齢に大きく左右される。地方自治体は、国家公務員行政職俸給表Ⅰを基に条例を定め、給与計算を行う。ただ、都市部と地方とでは生活コストが違うことなどにより、地方自治体ごとに差が出て来ると思われる。
地域手当  国の基準(指定)による厚木市の地域手当は、神奈川県内の他市よりも高く指定されている。厚木市は国から、「大手企業が多く集積し、経済活動が安定かつ継続的に行われている地域」とされている。
 そのため、厚木市の地域手当は、横浜市や川崎市と同様に16%と指定。但し、厚木市は2016年、自主的に地域手当を16%から14%に引き下げた。

 なお、公表された給与額は、4月の給与を12倍した数字。給与実態調査として、全国の市区町村は、毎年4月の給与をそれぞれの都道府県に報告。各都道府県が集計し総務省に報告している。4月分は、4月の残業代が影響する。4月は、どこの地方自治体でも残業は多い。