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国営アルプスあづみの公園へ
2013年5月24日

 主に「空中回廊」と「森林管理」についてヒアリング、現場も歩いて来ました。全長640mの空中回廊(大町・松川地区)の歩行スペース幅は、車椅子が十分すれ違える広さ。車椅子用エレベーターもありました。上向きに花が咲くため、地上からは観察できないホオノキ。それを空中回廊から見ることが出来ました。
 森の間伐や枝打ち、クマザサの下草狩りは行き届いており、森の明るさが印象的でした。ボランティア(通称:サポーターまたはパートナー)に間伐を担って頂いており、公園管理者と現場で決めているそうです。どのような森林にしたいのか、理論構築が確実に出来ていることがうかがえます。堀金・穂高地区ではデイサービス事業者が車椅子利用者と来ている姿も。聞けば、一年に一度ほどの行事だとか。目指している年間来場者数は48万人。観光地・安雲野とタッグを組んで、相乗効果を狙っているようです。毎日あるプログラムも充実しています。
 国営アルプスあづみの公園は、国土交通省の管轄です。厚木市が計画する(仮称)健康こどもの森に、国営施設の事例を右から左には出来ませんが、エッセンスは参考に出来ます。

★空中回廊★
 一部区間だけでも、空中回廊が樹木の頂点(キャノピー)付近まで達していることが望ましい。大山ヤビツ峠が一望できることにもつながる。杉の葉は、樹木の下では尖っているが、キャノピーでは尖っていないなどの非日常的な体験が可能となる。屋久島のキャノピーウォークが参考に。厚木市が計画する(仮称)健康こどもの森の空中回廊は700m。

★森林管理・動植物調査★
 意志決定者である厚木市公園緑地課は、動植物についての客観的データを持つ。年間を通じて毎月一回、または、四季のモニタリング調査を実施する。その上で、森林管理を実施する。


自家用車にて日帰り 走行距離502km 

 

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