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南アフリカ大使館員、荻野小学校で特別授業
私の提案&仲介

2009年(平成21年)12月11日

 荻野小学校(中山博方校長)で2009年12月11日、駐日南アフリカ大使館一等書記官マリシア・デュシンスキーさんによる4年生対象(約77名)の特別授業が実施されました。話された内容は主に以下の通りです。

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 南アフリカは、多様性が特徴の国。国土の中に二つ別の国がある。その二つとは、レソトとスワジランド。ネルソン・マンデラは初めて民主的に選ばれた大統領。Big 5と呼ばれるゾウ、ライオン、ヒョウ、サイ、バッファローが棲息。キリンもいる。国の花は、King Protea。2010年にサッカーワールドカップが開催。アフリカ大陸で初。日本は「青いサムライ」と呼ばれている。9つの町に10のスタジアムが建設された。Zakumi(下の写真参照)が2010サッカーワールドカップのマスコット。
 言語は11ある。人口構成では黒人が多数派であり、白人は少数派。インド系もいる。共通語は英語。80%はキリスト教。ヒンズー教やイスラム教、ユダヤ教の各教徒もいる。ヨーロッパやアフリカその他の文化が混じり合っている。食べ物の種類は豊富。
 300万年前、人類が生まれた「人類のゆりかご」は、南アフリカではないかといわれている。1652年、東南アジアへの航海経由地として初めてケープタウンにヨーロッパ人が来た。南アフリカでは、それぞれの民族が文化・歴史を作って来た。近年、一つになりつつある。
 2010年は南アフリカ・日本にとって、外交関係成立100周年。日本は長年、最大の輸入国。南アからは鉱物を輸出している。義務教育は、7〜15歳。クラスは17人〜35人。英語、アフリカーンス、第三言語を学ぶほか、科学や生物、社会、道徳、音楽、図書、宗教、体育などの教科がある。制服がある。また、登録された世界遺産は8つ。国旗のYは、分かれていたものが一緒になることを意味する。

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 授業は、南アフリカを紹介する8分間のDVD鑑賞でスタート。動物や躍動的なスポーツのシーンに歓声が上がっていました。通訳は在米経験が13年だという現職教員が担当しました。
 この授業は、私が「どこかの大使館の方を招いて、授業をしていただいては?」との提案がきっかけでした。荻野小学校と私は何度かやり取りし、授業に至りました。その間、現場教員が任せられている様子が随所に見受けられたことが印象に残りました。
 南アフリカ、通訳、貿易、歴史などをキーワードに、授業に参加した児童にとって何らかの志を立てる一助になれば幸いです。なお、この後、緑ヶ丘小学校にて同様な授業を行っていただきました。

先生が逐次通訳をしながら授業は進行

児童から質問が出ました

お礼に花笠音頭を披露

給食を一緒にいただきました

中山校長や担当教員、マリシアさんと

授業に先立ち、大使館にて打合せ


神奈川新聞(2009年12月12日)

緑ヶ丘小学校にて南アフリカ大使館員が特別授業(2009年12月11日)

アップロード:2009年12月12日