2007年9月厚木市議会一般質問

2007年9月10日


 4年ぶりの一般質問でした。私の中では嬉しさと緊張がありました。質疑の感覚を戻すため、慣らし運転のような気持ちで臨みました。以下は、当日の要旨です。

厚木市の公共工事平均落札率について

私たちの税金使途は公正か? 競争原理は働いているか?


以下は、厚木市の平均落札率。神奈川県内19市中18位。公共工事平均落札率の高さが際立っています。

2002年度

2003年度

2004年度

2005年度

2006年度

94.8%

93.8%

94.2%

95.3%

93.7%

一般に、平均落札率が95%を越えると談合の可能性があるといわれます。
過去5年間平均で県下19市中最も平均落札率が低かった市は座間市。82.95%。

高田 浩  
総務部長
高田 浩  
総務部長
厚木市の平均落札率は過去5年間で神奈川県下19市中ワースト2位。感想は?
2007年度の平均落札率は8月末現在で91.3%。2005年度比で4%減。電子入札を見守って行きたい。
2006年度で5%低い88.7%であったら約4億5000万円もの予算を捻出できる。今後の目標や意欲は?
落札率の低下は工事の品質、安全性にも影響があるのではないかと考える。

情報公開をいかに加速させるか

高田 浩
総務部長
高田 浩
総務部長
高田 浩
総務部長
高田 浩
総務部長
高田 浩
市政企画部長
高田 浩 
総務部長 
行政文書作成基準の明確化が急務。厚木市の現状をいかがお考えか?
公文書を公開するうえでの指針がない。検討させていただく。
厚木市は現状、行政文書の作成根拠が例規上、規定がない。職員も困るのでは?
作成の規定をつくってまいりたいと考える。
JIS X-0902-1(*1)をもとに、行政文書の管理方針を見直してはどうか?
よく勉強させていただきたいと考える。
市政情報コーナーに行政文書の目録を常設して欲しい。
市は膨大な文書を抱えている。整理が必要。検討させていただければと思う。
行政文書目録の検索がホームページでもできるよう整備してはいかがか?
早急に検討してまいりたい。
市政情報コーナーに請求から開示までの流れをパネルにして展示してはいかがか?
ご提案の内容は検討させていただく。

(*1)
JIS X-0902-1は、文書管理の国際標準であるISO15489がベース。行政や民間組織が作成する記録管理方針を標準化し、生産や文書使用の合理化、品質の向上が目的。2005年制定。今後、世の中の潮流となる指針。

自主的環境アセスメントとは?
斎場建設計画(厚木市下古沢)において、環境アセスメントという言葉を使うことは不適切との立場で質問しました。

高田 浩
市民健康部長
高田 浩
市民健康部長
高田 浩
市民健康部長
環境アセスメントという名称を使っているが、住民や市長、県から意見を聞く場があるか?
自主的な環境アセスメントなので、県条例に定められた手続きは踏んでいない。
県の環境影響評価条例では審査会を設けることになっている。審査会は実施するか?
審査会は実施しない。
県条例に基づかないのなら、環境アセスメントという言葉を使うのは不適切。改める必要がある。
名称については、自主的な環境アセスであることを十分に説明しながら公表する。

 斎場建設は「法律及び条例に規定するアセスメントの適用除外事業」。厚木市はこれに「自主的環境アセスメント」を実施しています。つまり、「法律上必要はないが、住民の理解を得るために自ら進んで環境アセスメントをしています」ということです。一見、「それは素晴らしい」と、納得できます。しかし、県条例に基づかないのならば、環境アセスメントという言葉を使うのはあらためる必要があります。厚木市の「自主的環境アセスメント」は、建設をする上での住民対策です。
 環境アセスメントといえば聞こえはいいですが、環境アセスメントという言葉を知っていても中身まで知らない人が世の中大半です。また、「自主的環境アセスメント」とは何かが厚木市役所内で合意形成されている訳ではないことも事前の聞き取り調査で明らかになりました。しかしながら、私は市民健康部の立場を尊重するため、環境部に質問は控えました。
 さあ、次は市民健康部がどうするかの番です。私はこのまま県条例に基づかない調査が「環境アセスメント」として厚木市のモデルケースとなることを危惧します。小林市長のもとで、もう一度原点から見直す姿勢を期待します。

アップロード:2007年10月11日