相模川のコアジサシについて報告

2006年12月9日 第6回野生動植物保全フォーラム

コアジサシは渡り鳥。日本で営巣し、オーストラリアなどへ飛び立って行きます。白いツバメだと思えば覚えやすいです。
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 コアジサシの雛と卵(相模川)

2005年は激変の年

 2002年には700羽近く確認できた日があったものの、2005年は営巣を中断してしまいました。2006年も同様です。理由は断定できないものの二つ考えられます。

@餌となるアユの激減(台風で稚魚が打撃を受けた)
(以下はそじょう数/資料:県水産技術センター)

2004年
2290〜2880万尾

2005年
52〜72万尾

2006年
65〜77万尾
コアジサシは海の小魚も餌とします

A中洲の草
 草が生えすぎると、営巣地として適さない


2004年
最大飛来数 362羽(5月18日調査)
139個
41羽
飛翔可能な幼鳥 12羽
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2005年
初認 4月8日
最大飛来数 88羽(5月9日調査)
営巣数 6羽
巣の消滅 6月11日
           資料:日本野鳥の会

                                             

コアジサシの卵が4つ/相模川は本来、生育環境が良い

神奈川県環境農政部緑政課 湯浅淳副課長が基調講演



あいかわ自然ネットワーク 大木悦子さん

カワラノギクを守る会 川又 猛さん



荻野自然観察会 粟野豊さん

厚木植物会 長岡 恂さん



三浦の自然を守る会 鈴木美恵子さん

20団体、70名が参加

Upload:10 December,2006